ABOUT

CONCEPT

CONCEPT

理想的な歩き方を届ける、新シューズ。
ミッドフットは「歩く」の革命です。

ミッドフットは、1947年に創立したシューズメーカーがおくる
「ヒト本来の歩き方」をすすめる新しいシューズブランド。
実は、ヒトの理想的な歩き方は、かかとからではなく
足裏全体でフラットに着地する感覚で歩く方法です。
ミッドフットという言葉は、「足裏の中央部での着地」を意味します。
身体に負担をかけず、大きな筋肉を使って歩けるため
持久性があって疲れにくいのです。
一方、かかとから着地すると、ふくらはぎなどの筋肉や関節を痛めやすくなります。
理想的な歩き方を自然に実現する形状のシューズ。
それが、ミッドフットです。
アウトソールは、関西大学人間健康部の河端隆志教授と
2014年より共同開発を進め、試作を重ねて完成しました。

体力に自信がなかったり、足腰に不安を抱えていたりしても
ミッドフットを履けば、理想的な歩き方ができ
歩行パフォーマンスが自然にアップします。
身体を動かす楽しさも、満喫できるのです。

低衝撃と持久性により、身体のリカバリーも期待できます。
身体をハードに動かしても、歩くことで筋肉をクールダウンさせる
リカバリーシューズでもあるのです。

スポーツを楽しむ人や、身体を酷使しがちな人にもおすすめです。

誰かが身体を動かすさまざまなシーンに、ミッドフットがあったら。
「歩くのが、アクティブに動くのが、楽しい」
「これを履けば風を切ってどこまででも歩けそう」
そんな声が聞こえてきたら——。

ミッドフットが目指すのは、「歩く」の革命です。

TECHOLOGY

TECHNOLOGY

エネルギーを効率的につなぐ形状で
スムーズに歩けて、疲れません。

ミッドフットのテクノロジーの結晶が、アウトソール。
足裏全体でフラットに着地できる形状になっています。
そのため、はじめ「不思議な履き心地」だと感じる人は少なくありません。
足裏全体の着地によって歩く推進力が生まれ、
さらに地面からの反力もうまく使って前に進むと、足が送り出されていきます。
楽で無駄のない歩き方ができます。

ROUNDED HEEL

衝撃から足を守るラウンドヒール

ヒール部分はスムーズな着地へ導くため、あえて湾曲させた形状に。これにより、かかとから足に伝わるダメージを最小限に抑え、筋肉が疲れづらくなります。

  1. かかとからの着地による衝撃やブレーキングを回避できます。
  2. かかとから伝わる足へのダメージを最小限に抑えます。
  3. ふくらはぎなどの筋肉への負担を軽減でき、関節にもやさしいです。

MIDCORE

足裏全体の着地をサポートするミッドコア

中央部を適度に出し、足裏全体のフラットな着地をサポート。かかとから着地する歩き方では使われにくいお尻の筋肉を使う歩き方ができ、疲れにくい構造です。

  1. 歩く推進力を活かした、スムーズなローリング(体重移動)ができます。
  2. お尻などの大きな筋肉を使えると持久性のある歩き方になり、疲れにくいです。
  3. 着地時の衝撃をお尻のほうへ分散するので、足が疲れにくくなります。

ROLLING SUPPORT

歩く推進力を活かすローリングサポート

つま先部分は削ぎ落とし、程よい角度をつけた仕上げに。足裏全体の着地によって得られた歩く推進力をよりつなげ、なめらかな足運びを実現しました。

  1. 歩く推進力を活かした、スムーズなローリング。
  2. 力を入れなくても、理想的な歩き方が可能です。

RECOVERY SHOES

疲れにくいリカバリーシューズ

一般的なシューズを履いた歩き方と比較すると、お尻の筋肉(殿筋群)の活用量は約2倍、太腿の後ろの筋肉(ハムストリング)の活用量は約15%アップに。一方で、ふくらはぎの筋肉(腓腹筋)の活用量は約50%に抑えられていると判明しました。
足裏全体の着地により大きな筋肉であるお尻の筋肉を使えていて、かつ、ふくらはぎに過度な負担をかけません。これは「疲れにくい歩き方」ができる証です。
低衝撃やなめらかな足運び、そしてこの疲れにくさにより、身体のリカバリーも期待できるリカバリーシューズとなっています。

STORY

STORY

理想的で正しい歩き方ができて、疲れにくい。
このシューズで、みなさんの「歩く」生活を支えます。

ミッドフットをオリエンタルシューズと共同開発したのは、
運動・環境適応学やスポーツ科学を専門とする
関西大学人間健康学部の河端隆志教授です。
河端教授がもつ、運動時のパフォーマンスの向上や
健康増進に関する知見が注がれ、ミッドフットは誕生しました。
河端教授のミッドフットへの思いや、
ミッドフットならではの特徴について、お話をお聞きしました。

「足裏全体でフラットに着地する」が
無駄のない理想的な歩き方

歩き方について、かかとからしっかり着地するのが正しい歩き方だと思っている人は多いかもしれません。特に現代の日本人は、かかとから着地して歩いている人がとても多いです。でもこれは、身体に負担をかける歩き方なのです。 

かかとの骨が、身体の骨のなかで大きいのはなぜでしょうか。ヒトは二足歩行になり、垂直方向に掛かる力を二足で支えるようになりました。その際に力を分散して負担を軽減できるように、かかとの骨が大きくなりました。だからこそ、かかとから着地してしまうと他の関節や筋肉に大きな影響があります。

かかとから着地する歩行では、まず着地時にかかとで「ブレーキの力」が働きます。それが徐々に前へ歩く力へと移行し、加速します。この移行を「送り出し」といい、送り出しの点より重心が後ろにあると、後ろ足で蹴って前に進む歩き方となり、ふくらはぎの筋肉に負担が掛かってしまいます。主観も含めて「足裏全体でフラットに着地する」歩き方こそが理想と言えます。

効率がよく無駄のない歩き方ができる
新しい靴をつくろうと提案

下駄、雪駄、草鞋——。日本古来の履き物には、かかとから着地する履き物は見当たりません。それなのに現代には、そういう靴ばかり。不思議に思い、ご縁があって出会ったオリエンタルシューズさんに「効率がよく無駄のない歩き方ができる靴をつくりませんか?」とお話しし、開発が始まりました。

歩くための力は筋肉によって生まれると思っている人は多いのですが、もう一つあります。それは、地球の重力をも利用する方法です。一歩足を踏み出すと、足の裏は地面からの反力を受けています。これは身体の外の力(外力)で、筋肉によるものではありません。その外力をもうまく使って、前に進むための推進力を利用すると、足への負担が少なく自然と脚が送り出される歩き方となります。効率がよく無駄のない歩き方ができます。習慣的二足歩行を獲得したヒトにとって、唯一地面と接する足裏からの圧は重要で、それをできるだけ伝えられるシューズを目指しました。

ミッドフットが疲れにくいのは
お尻の筋肉を使えるシューズだから

試作を繰り返し、ミリ単位の調整を重ね、やっと完成したのがミッドフットです。実際にどういう筋肉が働いているのだろうかと、歩行動作時の筋肉の関与について、筋電図を用いて代表的な筋肉のデータをとってみました。市販されている一般的な靴を履いてかかとから着地する歩き方と、ミッドフットを履いた歩き方の比較です。すると、ミッドフットを履くと、お尻の筋肉(殿筋群)や太腿の後ろの筋肉(ハムストリング)といった大きな筋肉群がより活用され、ふくらはぎの筋肉(腓腹筋)などの小さな筋肉群の活用は抑えられていることが分かりました(詳細はTECHNOLOGYの図へ)。筋肉の使われ方が全く違ったのです。

 二足で姿勢を保つためには、身体の後ろ側の筋肉が機能していないと立てません。だからヒトにとって体幹支える筋肉群やお尻の筋肉など、後ろ側の筋肉は重要です。そして、お尻の筋肉などの大きい筋肉をきちんと使って歩けると、小さい筋肉を使うより長時間歩いても疲れにくいので、持久力も増し、効率がいいと言えます。

利用できるシーンを増やし
みなさんの生活や人生を支えたい

スポーツシーンだけでなく、おしゃれをして出かけるような場面やよりカジュアルな場でも、ミッドフットをご活用いただければと思っています。機能はそのままで、利用できるシーンをもっと増やすことができれば、使ってくださるみなさんの「歩く」生活や、人生までもが変わっていくはずです。また、運動は脳に刺激を与えます。「認知症などの改善につながるのでは」といった仮説をはじめ、いろいろなアイデアがありますので、今後も健康増進に関する情報やツールの発信をしていきたいです。ヒトの進化の第一歩は、歩いたことに始まったといっても過言ではないでしょう。いつまでも自分の力で歩ける身体を支えていきたいと願っています。

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